〈動画あり〉稲文字10年目は「結」 4、5、6年生が田植え 清里小

 清里区の清里小(齋藤伸夫校長)は11日、学校田で稲文字の田植えを行った。

 稲文字は同区の稲文字研究会やグリーンファーム清里、地元ボランティアの協力を得て取り組み、10年目を迎える。今年は「絆を結んでおいしいコメを作りたい」との思いから、「結」の字をメーンとしたデザインにした。

 田植えは4年生から6年生まで計49人が参加。例年全校児童で植えているが、昨年は新型コロナウイルスによる臨時休校で児童による田植えは中止。今年は学年を限定して密集防止を図った。

大人たちから指導を受けながら、苗を植えていく児童たち。稲文字のデザインを確認しながら植えた

 米作りの中心となる5年生がリーダーとなり、縦割り班ごとに区画を分割。児童は中心部でコシヒカリの苗を植えた。米粒のシルエットを表現する外縁部はこがねもちを植える。

 「結」の字の発案者の一人、竹内夕貴君(5年)は「土の感触がちょっと気持ち悪かったけど、上手に植えられた。おいしいコメを作りたい」と話していた。

 苗が定着し、稲文字として見えるようになるのは6月中旬以降になる見通し。

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