新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で12日、新たに5人の死亡と、10歳未満～90代の男女319人の感染が確認された。1日当たりの新規感染者が300人を上回ったのは3日ぶり。319人のうち166人が感染経路不明という。
横浜市では、男女3人が死亡した。市によると、80代女性はクラスター（感染者集団）が起きた「たちばな台病院」（青葉区）に慢性腎不全で入院していた。同病院では21人の感染が確認されていたが、死亡例は初めて。90代女性はぜんそく、80代男性は高血圧などの基礎疾患があった。
県によると、鎌倉市で亡くなった90代女性はクラスターが起きた高齢者福祉施設の入所者。横須賀市で死亡が確認された50代男性は持病があった。
川崎市では1月21日（119人）以来約3カ月半ぶりに新規感染者が100人を超えた。また相模原市の運送会社（中央区）と横須賀市の養護老人ホームが、それぞれクラスターと認定された。南足柄市の男性市議の感染も確認された。
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県は12日、県内のコロナ感染者のうち、新たに10代～90代の男女88人が変異株に感染していたと発表した。県内の変異株感染者は1369人になった。
