DeNAがGにまた勝てずドロー…守護神・三嶋が2戦連続被弾 三浦監督「明日やり返すだけ」

勝利目前でドローに終わった三浦監督(右)はファンに一礼

負のスパイラルにハマり込んでいるようだ。DeNAが12日の巨人戦(横浜)で5―5と引き分けた。これで今季は巨人を相手に8試合を消化し、0勝5敗3分けで未だ勝ち星なし。長いトンネルの出口が見えない。

終盤にハマの夜空に打ち上げた2発の豪快弾はぬか喜びに終わってしまった。1点を追う8回にソトの逆転4号2ラン、牧の8号ソロと2者連続弾が飛び出すと一塁側ベンチは一時お祭り騒ぎ。球団を通じてソトが日本語で「チョースゴイ!!」と喜びの言葉を発するなど選手たちの間にも明るいムードが漂った。

ところが9回にまさかの暗転。2点リードで9回からマウンドに立った抑えの三嶋が二死一塁から岡本に同点2ランを浴び、土壇場で試合は振り出しに。前日11日もG相手に2者連続の被弾を喫した守護神は2試合連続の背信投球。そのままチームは規定により9回ドローに終わると、DeNAのベンチは重苦しい雰囲気につつまれた。

試合後の三浦大輔監督(47)は「う~ん…もう一歩でしたね。先制された後にもあの(ソトの)2ランで大きかったですし、あの後の(牧の)ホームランも大きかったですけどね」と無念そうな表情でコメント。そして再び繰り返すように「もう一歩のところなんですけどね、なかなかか勝ちに結びつかずというところですけど…。また明日やり返すだけです」と口にした。

さらに、この日は好機に凡退するなど4打数無安打に終わった4番・佐野、そして痛恨の同点弾を許した三嶋の2人について振られると「何とか調子を上げてもらわないとチームの核なので。明日そこに期待します」と奮起を促していた。

一体、チームの歯車が噛み合うのはいつになるのだろうか…。

© 株式会社東京スポーツ新聞社