久々先発の阪神・秋山が〝竜斬り〟誓う「自分の価値を上げるチャンス」

竜斬りに燃える阪神・秋山

久々の先発で、ローテーション投手として必要不可欠な存在を目指す。13日の中日戦(甲子園)へむけ、先発予定の秋山拓巳投手(30)が12日、甲子園の室内で最終調整を行い、短いダッシュを繰り返し精力的に汗を出した。

今季は3勝2敗と、決して悪いシーズンの船出ではなかったが、戦略的なチーム事情により、4月30日の広島戦で3勝目をマークした後に一度、登録を抹消。5月7日のウエスタン・ソフトバンク戦に調整登板しながら、状態維持に努めていた。

対中日は今季初登板。一軍の先発舞台も5月初ということもあり「後手後手にならないように各回のイニングの先頭(打者)、しっかりアウトを取ることを心掛けたい」と竜斬りへむけ、イニング毎の「入り」に細心の注意を払うつもりだという。ここまで5度の先発機会で、広島から3勝と〝鯉キラー〟の実力を発揮している一方で、まだそれ以外のチームからは未勝利。昨年は11勝を挙げ、今季は当然、それ以上の勝ち星の上積みを当然、目指す気持ちがあっただけに「一回飛んだ悔しい気持ちをぶつけることができればなと思います。自分の価値を上げるチャンスだと思う」と現先発陣のなかでの〝評価上昇〟も投球を通じて、目指していく。

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