9月閉館の神奈川・油壺マリンパーク 動物たちの引っ越し先は?

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愛らしい表情で人気者のコツメカワウソ

 9月末の閉館が発表された京急油壺マリンパーク(三浦市三崎町小網代)は、貴重な生き物が多数飼育されていることで知られる。気になるのは、これらの生き物の「引っ越し先」がどうなるのかだ。

 他水族館の事例を参考に、今後の流れを探ってみた。

 施設内では、約400種類3600点の生き物を飼育している。ワシントン条約で国際取引が禁じられているコツメカワウソ、入館して49年たつシロチョウザメ、日本初の3世代繁殖に成功したキタイワトビペンギンなど貴重な生き物も少なくない。

 閉館後、これらの生き物はどこへ行くのか?

 参考になるのは約500種8千点を飼育し、老朽化のため今年3月に営業を休止した志摩マリンランド(三重県志摩市)のケースだ。

 マンボウが有名だった同施設は1月末に営業休止を発表した。生き物の交換などで交流のあった水族館を中心に交渉を進め、ほぼ移転先のめどはついた。関東から九州まで十数カ所の水族館が引き受け、基本的に無償譲渡するという。

 マリンパークも同様の対応になる見込み。親会社の京急電鉄は閉館後も移譲が終わるまでは責任を持って飼育・管理すると表明しているが、長引けば25年度に整備を予定する跡地の開発計画にも影響を与えかねない。同社としてはスムーズに譲渡を進めたいはずだ。