原采配ズバリ! 巨人・サンチェス続投で逆転勝ち「まだ流れは来るというところですよね」

巨人先発のサンチェス

巨人のエンジェル・サンチェス投手(31)が、ケガで離脱中のエースの思いを胸にGT2000試合目のメモリアルゲームで今季3勝目をマークした。

阪神相手に今季2戦とも序盤にKOされていた右腕は15日の阪神戦(東京ドーム)で、ミズノ社製グラブでマウンドに立った。右肘の違和感で離脱中の菅野からもらったもの。ケガがなければ当然、登板するはずだったエースの思いを背負った。

指揮官も右腕に気迫を感じていた。1点を追う4回二死一、三塁でサンチェスをそのまま打席に立たせた。原監督は「自分の中ではね、かなり引っ張ったつもりです。やっぱり先発を降ろすというのは相当なる覚悟ですよ。1点ビハインドですけれど、サンチェスにかけたというところで。まだ流れは、来るというところですよね」と昨季8勝の右腕への信頼を口にした。

その読み通り5回にスモークの逆転3ランが飛び出した。7回一死まで3失点で抑えたサンチェスは「悪くなかったです。全球種をおり交ぜて、ゾーンの中で勝負するということを心掛けた」と3勝目を振り返った。

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