【WWE】漁夫の利的勝利でWWE王者ラシュリーがトリプルスレッド戦制する

WWE王者ボビー・ラシュリーはトリプルスレッド戦を制して防衛に成功。右はMVP(©2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

【フロリダ州タンパ16日(日本時間17日)発】WWEのPPV大会「レッスルマニア・バックラッシュ」が開催され、WWE王者ボビー・ラシュリー(44)に元王者ドリュー・マッキンタイア(35)、“巨獣”ブラウン・ストローマン(37)が挑んだトリプルスレッド戦は、王者がストローマンから3カウントを奪って王座防衛に成功した。

開始は元王者と巨獣が共闘するも、王者は場外戦でマッキンタイアを圧倒。ここで巨獣が驚異の場外セントーンを決めて2人を蹴散らす。しかし元王者は巨獣を鉄柱に自爆させると、フロントスープレックスで投げ捨てた。

さらにマッキンタイアは場外機材に王者を頭から叩き込む。白煙と火花が飛び散った。直後に巨獣が元王者を実況席上へパワーボム。リングに戻った元王者は余力をしぼってクレイモア(ランニング式シングルドロップキック)を巨獣に決めるも、直後に蘇生した王者がマッキンタイアを場外に突き落とし、カウンターのスピアーで逆転の3カウントを奪った。

大ブーイングを浴びつつも、マネジャーのMVP(47)とベルトを掲げたラシュリー。またもや漁夫の利的な防衛となり、負けそうでなかなか負けないしぶとい王者の本領が発揮された一戦となった。

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