飲食店、中学校でクラスター 栃木県内新たに感染22人 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数

 栃木県と宇都宮市は17日、新たに計22人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。クラスター(感染者集団)は新たに2件発生した。県内の累計感染者数は5867人。変異株感染も11人確認され、県公表の変異株感染者は計301人となった。

 クラスターは真岡市内の接待を伴う飲食店と、小山市内の中学校で発生した。飲食店は14~16日に従業員1人、利用者5人の計6人の感染を確認。マスクを付けない状態での会話や飲食などが要因とみられる。

 中学校は13~16日に教員2人、生徒3人の計5人の感染が分かった。体調不良のまま勤務や登校していたという。陽性者との接触状況から、今後教員と生徒約220人を検査する予定。

 変異株感染者は10歳未満~70代の男女で、3人が県内初確認となったインド株、8人は「N501Y」。4人は現時点で経路不明。

 新規感染者は10~70代の男女。居住地別では宇都宮市8人、小山市4人、真岡市3人、下野市2人、栃木市、佐野市、鹿沼市、上三川町、壬生町各1人。

 県と宇都宮市は17日、計108件検査(委託分は未集計)。累計検査件数は23万942件、退院者5526人、入院者166人、宿泊療養者120人、自宅療養者31人、入院調整中22人、重症者3人。

県内の新型コロナウイルス感染者(17日発表)

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