変異株疑い96% 長崎県内、直近1週間のコロナ感染者

 長崎県は18日、直近1週間の新型コロナウイルス感染者に実施したスクリーニング検査で、96%に従来型より感染力が強いとされる変異株疑いがあると発表した。
 10~16日までの感染者211人のうち、感染経路不明など52人を検査。50人に変異株の疑いが判明した。変異株疑いの検体は今後、国立感染症研究所で変異株かどうか検査する。県内ではこれまでに計719人を対象に検査を実施し、83%の595人に疑いがあり、103人が英国由来の変異株と確定している。
 県はこの日、医療従事者向けの優先接種の進捗(しんちょく)率も公表。16日時点で1回目の接種を終えたのは77.9%、2回目の接種を終えたのは41.4%だった。16日までの1週間で接種後に副反応疑いの症状があったのは14人(男性3、女性11)。このうち、40代の女性2人が発熱や動悸(どうき)などの症状で入院したが、その後回復した。

 


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