イ軍・ネイラーが決勝弾 大谷14号もエンゼルス敗れる

【インディアンス6-5エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは先発のアンドリュー・ヒーニーが初回に5点を失ったものの、1回裏に大谷翔平が2位に2本差をつけるメジャー単独トップの14号ソロ。その後もマイク・トラウトを欠いた打線が意地を見せ、4回裏にジャスティン・アップトンが8号3ラン、7回裏にホゼ・イグレシアスが3号ソロを放って同点に追い付いた。ところが、3番手のアレックス・クラウディオが8回表、ジョシュ・ネイラーに4号勝ち越しソロを被弾。大谷の3試合連続アーチもチームの勝利にはつながらなかった。

トラウトを欠いたエンゼルス打線は3番にアンソニー・レンドン、4番にジャレッド・ウォルシュを繰り上げる形となったが、「トラウト不在」の影響が早速5回裏に出た。インディアンスは1点リードの5回裏二死3塁の場面で大谷と勝負せず、敬遠することを選択。次打者レンドンをライトフライに打ち取り、このピンチを無失点で切り抜けた。勝負の世界に「たられば」は禁物だが、3番にトラウトがいれば、大谷が敬遠されることはなかったに違いない。

大谷は定位置の「2番・DH」でスタメン出場し、初回の第1打席で14号ソロ。その後はセンター前ヒット、敬遠、ショートゴロで3打数2安打1打点1四球だった。今季の打率は.271、OPSは.956に上昇。打者として出場したシーズン最初の40試合で14本以上の本塁打を放ったエンゼルスの選手は、2020年のトラウト(16本)、1986年のウォーリー・ジョイナー(15本)に続いて大谷が3人目となった。

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