新型コロナウイルス感染者数が急増している台湾で、東京五輪を控えるトップ選手らに外出禁止令が出された。
蘋果日報などによると、代表選手の拠点である高雄の国立スポーツトレーニングセンターは、17日から28日まで選手、コーチが外出禁止に。週末も同所で休むことになるという。同センターの李文彬代表は「台湾のトップアスリートが集まり、東京五輪代表も選手も多いため、健康と安全を守る必要がある」と狙いを述べている。
これまで徹底的にコロナを抑え込んできた台湾。しかし、17日には新規感染者数が300人を超えるなど、急拡大を見せた。17日時点で高雄では1人の陽性者しか確認されていないが、その他の都市での感染者1人が高雄市内の9か所を訪れていたこともあり、心配の声があったという。