長崎空港に「ミニ花菖蒲園」 大村城南高生が設置

国内線到着ロビー付近に設置された「ミニ花菖蒲園」=大村市、長崎空港

 長崎県大村市の大村公園でこれから見ごろを迎えるハナショウブをPRしようと、県立大村城南高の生徒らが19日、同市箕島町の長崎空港国内線到着ロビー付近に「ミニ花菖蒲(はなしょうぶ)園」を設置した。6月9日まで。
 観光客誘致につなげようと、市が、同校や長崎空港ビルディングに協力を依頼。造園技術などを学ぶ同校環境デザイン系列3年の生徒17人が作業した。生徒らは大村公園の板敷櫓(いたじきやぐら)を描いたパネルや石、モミジなどの植物を使い、横4メートル、縦3メートルの花菖蒲園を設置。その中に紫や白、黄色のハナショウブの鉢を丁寧に並べた。
 河野柚結さん(17)は「ハナショウブが自然に生えているように見せるため、置き方などを工夫した。多くの人に大村公園のことを知ってもらえれば」と話した。

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