新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県内で唯一、複数の自治体が連携して集団接種を実施する足柄上郡5町(中井、大井、松田、山北、開成町)は19日、大井町総合体育館(同町金子)で集団接種を開始した。
初日は5町から約180人が接種を受け「スムーズに問題なく受けられた」と安心した様子を見せた。
大規模な医療機関がほとんどなく、小さな診療所が地域医療を支えている足柄上地域。それぞれ町単独では医師確保が難しいことから5町が共同で接種会場を設けることになった。
第1クール(19日~6月27日)の計約3100人の予約はすでに埋まっている。第2クール(6月30日~7月22日)は6月15日から予約を受け付ける。
初日は開始前から約20人が並んだが大きな混乱もなく、午後1時半から接種がスタート。医師や看護士ら13人が接種に当たった。