サッカーのU─24(24歳以下)日本代表に選出されたJ1横浜MのFW前田大然が21日、練習後のオンライン取材で「FWなのでゴールを取らないと生き残れない。マリノスの代表として行くので結果にこだわりたい」と月末に始まる代表合宿への意気込みを語った。
アルゼンチンとの親善試合が組まれた3月の代表活動は直前の負傷もあって選外だった。今回の合宿は五輪本大会のメンバー発表前最後のアピールの場になる。五輪代表は25歳以上のオーバーエージ3人を含めて18人の狭き門で、特に前線は競争が熾烈(しれつ)だ。
現在リーグ戦8得点と好調の前田は試合別のスプリント回数で上位をほぼ独占。抜群のスピードに加えて献身的な守備でも存在感を見せ、「他の選手にないものを自分は持っている。それをしっかり発揮してチームのためにという思いでやれれば」と語る。
横浜Mは前節の鹿島戦に3─5で敗れ、川崎との開幕戦後に続いていたリーグ戦の無敗は11でストップ。仕切り直しとなる22日のホーム柏戦へ、「連敗はできないので内容よりも勝利にこだわる。(合宿までのリーグ戦で)しっかり3連勝して代表に合流したい」と意気込んだ。