新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で22日、10歳未満～90代の男女269人の感染が新たに確認された。学習塾などで新たなクラスター（感染者集団）が相次ぐ一方、136人の感染経路が不明だった。
川崎市高津区でクラスターが発生した学習塾では、通っている小中学生計8人の感染が判明。この塾では既に講師1人、小中学生3人が陽性となっており、感染者は計12人となった。
県によると、職員2人の感染が既に確認されていた海老名市の市立保育園で、職員4人と園児1人が新たに感染し、クラスターとなった。18日から休園しているという。横浜市内では、従業員3人の感染が新たに確認され、陽性が計5人となった金属加工工場もクラスターと認定された。
既にクラスターと認定されていた施設などでも感染が拡大している。川崎市幸区の特別養護老人ホームで新たに介護職員と看護師の計2人が陽性となり、感染者は計36人となった。日本体育大（横浜市青葉区）運動部では、部員1人が感染し、部関連の感染者は計37人となった。横浜市内の幼稚園と通所介護施設でも陽性者が増えた。
