【夏場所】逆転Vへ首の皮つながった貴景勝「一生懸命準備を」 千秋楽は照ノ富士破れば決定戦

突き落としで正代(左)を下した貴景勝

大相撲夏場所14日目(22日、東京・両国国技館)、大関貴景勝(24=常盤山)は大関正代(29=時津風)を突き落として11勝目。立ち合い圧力をかけられるも、すかさず体を開いて土俵にはわせた。

直前に大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が幕内遠藤(30=追手風)に屈し、この日の優勝はお預けとなった。逆転Vの可能性が浮上した貴景勝は「普通に今日の一番に勝ちたいと集中していた」と多くを語らなかったが、土俵上での気合は一目瞭然。文字通り速攻で〝大関対決〟に決着をつけた。

千秋楽は照ノ富士との大一番に臨む。勝てば優勝決定戦に持ち込めるが、貴景勝は「一生懸命準備して、結果はなるようにしかならないので」とあくまで自然体。勝利の女神は微笑んでくれるか。

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