【ボクシング】ジョシュ・テイラーがホセ・ラミレスに判定勝ちでSライト級4団体王座統一

ボクシングのスーパーライト級4団体王座統一戦が22日(日本時間23日)にラスベガスで行われ、WBAスーパー&IBF王者のジョシュ・テイラー(30=英国)が3―0の判定でWBC&WBO王者のホセ・ラミレス(28=米国)を下し、男子史上6人目の4団体統一王者となった。

一進一退の試合が動いたのは6Rだった。テイラーはラミレスの右をかわしたところに、左フックをアゴに叩き込んで最初のダウンを奪う。カウンターで被弾したラミレスは、テイラーに抱きつくようにして倒れた。

さらにテイラーは7Rには、クリンチがほどけた瞬間に左アッパーをアゴに打ち込んで2度目のダウンを奪う。

尻もちをつくダウンをしたラミレスをテイラーが仕留めるのは時間の問題かと思われたが、ラミレスも2団体王者の意地で反撃し、終わってみれば3人のジャッジすべてが「114―112」と採点する接戦。ダウンがなかれば結果が変わっていた可能性は十分にあった。

この日の試合が行われたヴァージン・ホテル(旧ハードロック・ホテル)では、6月19日にWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)がマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)と対戦する。

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