32人 自慢の“のど”競う 諫早・民謡民舞県連合大会

協会賞に輝いた平瀬さん=諫早文化会館

 民謡民舞県連合大会が23日、長崎県諫早市宇都町の諫早文化会館であり、16~92歳の32人が年齢別7部門で自慢ののどを競った。各部門の優勝者による日本民謡協会賞争奪戦では、中年部で優勝した平瀬ヨリ子さん(72)=北松祥加会=が総合優勝に輝いた。
 同協会と同協会県連合委員会(清成洋子委員長)の共催。長崎新聞社など後援。民謡民舞の普及や保存を目的に毎年開催している。今回行われた2020年度大会は昨年11月に予定していたが、コロナ禍で3度延期となっていた。
 出場者は三味線や尺八の伴奏に合わせ、県内外の民謡を伸びやかな歌声で披露した。平瀬さんをはじめ各部門の優勝者らは、今年12月に東京で開かれる全国大会に出場する。
 「長崎甚句」を歌った平瀬さんは「3年前から練習してきたが、協会賞をもらえるとは夢にも思っておらずうれしい。全国大会でもこれまでの教えをしっかり守り、落ち着いて歌いたい」と笑顔で話した。

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