大谷が今季2度目のベンチスタート 代打で同点犠飛放ち3度目の右翼守備

同点犠飛を放った大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は23日(日本時間24日)の本拠地アナハイムでのアスレチックス戦で1点を追う7回に代打で出場し、同点犠飛を放った。そのまま、右翼の守備に就いたが2打席目は回ってこなかった。チームは6―5で競り勝ち、連敗を3で止めた。

1点を返して3―4の7回一死満塁。「ピンチヒッター、ショウヘイ・オオタニ」とコールされるとエンゼル・スタジアムは大歓声に包まれた。アスレチックスは2番手の右腕スミスに代えて左腕ガダーンをマウンドに送った。カウント2―1からの4球目、内角高めの92・マイル(約149㌔)の直球をフルスイング。打球速度111㍄(約179㌔)で打ち出された白球は右翼へ上がった。しかし、ひと伸び足りず右翼手が捕球し、犠飛となった。角度が付いていれば…と思わせる当たりだった。続くJ・イグレシアスが右前に適時打を放ち、5―4と勝ち越した。

大谷はそのまま、今季3度目の右翼の守備に就いたが、ファンが期待する2打席目に立つことはなかった。

同点に追い付かれた8回にアップトンが左翼へ勝ち越し犠飛。9回を守護神イグレシアスが三者凡退に片付けて逃げ切った。

今季2度目のベンチスタートながら一振りで結果を出した大谷。故障のトラウトを欠く中、チームを引っ張り続ける。

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