シラス入りコロッケ ホクホク食感具だくさん 安塚区上方、岡さんお手製 人気の味

 隠し味は「シラス」―。安塚区上方の岡タケさん(78)が農産物直売所で販売する手作りコロッケは、ジャガイモのホクホク感や具材の豊富さが特徴で、子どもから高齢者まで人気を集めている。

 岡さんは数十年前からスキー場レストラン、すし店などで調理の経験を積んだベテラン。知人の勧めで総菜の製造と販売を始めることになり、今年で11年になる。

コロッケを製造する岡タケさん(右)と浦川原物産館の小出祐輔店長(撮影のためマスクを外しています)

 具材のジャガイモは自家栽培のキタアカリと男爵。2種類を混ぜてねっとり、ホクホクとした食感を出す。シラスをコロッケに入れたのは「テレビの料理番組で見て、変わってるなと思った」から。他にひき肉、タマネギ、ゴボウ、ニンジンを加えた具だくさんで、学校帰りの子どもたちにも人気という。

 コロッケ作りは午前6時から取り掛かる。岡さんは「お客さんの『おいしい』という声が励み。総菜を作ることは健康でいられる証であり生きがい」と、言葉に力を込める。

カラッと揚がったコロッケ。ホクホクした食感や具材の味わいが特徴(岡さんの作業場)

 1パック2個入りで200円(税込み)。浦川原区顕聖寺にあるJAえちご上越の直売所「浦川原物産館」で月、金曜に販売している。営業時間は午前10時から午後5時まで。日、水曜休み。問い合わせは同店(電025・599・2387)へ。

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