佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)は25日、開園60周年を迎える。九十九島を望む石岳の中腹にあり、多くの動物の愛らしい姿や四季折々の花木を楽しむことができ、憩いの場として市民に親しまれている。
森きららは1961年5月25日、佐世保市亜熱帯動植物園としてオープンした。当初は動物48種110匹、植物750種1万点を展示。敷地は約8万平方メートルと小さめだが、猛獣を生活環境に近い形で展示するなど、当時としては最先端の設備を有していた。
その後、動物病院や負傷鳥獣保護施設「レスキューセンター」を設置するなど疾病対策施設を充実させていった。繁殖にも力を入れ、ジャワオオコウモリやオオアナコンダの日本初の繁殖に成功している。
展示方法に関しては、モンキーゾーン、新ペンギン館を開設し、動物の生き生きとした行動を観察できるようにした。
現在は動物64種230匹、植物1400種9千点を展示。開園からの累計入場者は今年3月末時点で1209万8992人に上っている。
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森きららは、開園60周年を記念して制作する「モザイクアート」に使用する写真を募集している。5月31日まで。園内で撮影した写真と、同園の思い出などのエピソードを、同園公式サイト応募フォームか郵送で受け付ける。名前、年齢、電話番号もしくはメールアドレスを明記する。
完成したモザイクアートは、「九十九島の日」の9月19日に園の入り口に設置する。問い合わせは同園(電0956.28.0011)。
森きらら 開園60周年 記念制作「モザイクアート」の写真募集 愛らしい動物、四季折々の花木…憩いの場
- Published
- 2021/05/24 11:00 (JST)
- Updated
- 2021/05/26 12:41 (JST)
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