神奈川県鎌倉市の大学1年樋口颯真(そうま)さん(18)、中学1年琉生(るい)さん(13)兄弟が、観光客らの車の渋滞を緩和し、便利に観光を楽しむための「渋滞御免アプリ」を考案した。まだアイデア段階だが、東京大学などが共催したデジタル技術を活用した課題解決策を競うコンテスト「チャレンジ!!オープンガバナンス」で今春、大学教授らが選ぶアイデア賞と一般投票の金賞に輝いた。
2人のアプリ案は、鎌倉を訪れた観光客が訪問先や車種、車いすやベビーカーの利用などを入力すると、AI(人工知能)が状況に合った駐車場や民家の空き駐車場を紹介するなどして事前予約。徒歩での観光ルートも提案するほか、利用データを渋滞予測情報に生かすなどし、観光客分散や住民生活にも役立てる。