第8週の週間MVPにクルーバー、ターンブル、ライリーが選出

日本時間5月25日、2021年シーズン第8週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはノーヒッターを達成したコリー・クルーバー(ヤンキース)とスペンサー・ターンブル(タイガース)の同時受賞、ナ・リーグは6本塁打を放つなど打撃好調のオースティン・ライリー(ブレーブス)が選出された。今季はノーヒッターが続出しており、ダブルヘッダーの7イニング制で参考記録となったマディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)を含めると、すでに7人の投手がノーヒッターを達成している。

ターンブルは日本時間5月19日のマリナーズ戦(T-モバイル・パーク)で球団史上8度目のノーヒッターを達成。2011年5月7日(現地時間)のジャスティン・バーランダー(現アストロズ)以来の快挙となった。ターンブルは2019年にメジャーワーストの17敗を喫しており、メジャー最多敗戦から2年以内にノーヒッターを達成した投手はメジャー史上5人目である。

ターンブルの翌日、今度はクルーバーがレンジャーズ戦(グローブライフ・フィールド)でノーヒッターを達成。過去に2度のサイ・ヤング賞を受賞しているクルーバーだが、ノーヒッターを達成するのは初めてであり、ヤンキースの投手がノーヒッターを達成するのは1999年7月18日(現地時間)にデービッド・コーンが完全試合を達成して以来22年ぶりとなった。

ライリーはこの1週間でメジャー最多タイの6本塁打と9得点、メジャー2位の11打点を記録。打率.462と打撃好調で、長打率1.308とOPS1.772はメジャートップの数字だった。新型コロナウイルス陽性から復帰したフェルナンド・タティスJr.(パドレス)も4試合で打率.786、4本塁打、12打点、OPS2.752と絶好調だったが、どうやら出場試合数の少なさが影響したようだ。

クルーバーは今季2度目(通算6度目)の選出。ヤンキースからは第7週のアーロン・ジャッジに続いて2週連続の選出となった。一方、ターンブルとライリーはともにキャリア初選出。タイガースからの選出は昨年9月のジャイマー・キャンデラリオ以来、ブレーブスからの選出は今年4月のロナルド・アクーニャJr.以来となっている。

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