ドイツ代表 新監督ハンス・フリック氏と3年契約へ 「レーウ路線」継承

バイエルンでの実績も十分のフリック監督(ロイター)

ドイツサッカー連盟(DFB)が25日、ドイツ代表の新監督としてハンス・フリック氏(56)と契約を結んだ。

ドイツを始め欧州メディアが一斉に報じ、今季までドイツ1部の名門バイエルン・ミュンヘンを率いたフリック氏と年俸650万ユーロ(約8億4500万円)の3年契約を締結した。まもなくDFBから正式発表される見込みだ。

ドイツ代表は15年間の長期政権を築いたヨアヒム・レーウ監督(61)が6月開幕の欧州選手権を最後に退任を表明。後任に注目が集まる中、レーウ監督の腹心としてドイツ代表コーチを長年務め、バイエルンMの監督就任後はリーグ戦で2連覇を達成したフリック氏に白羽の矢が立った。レーウ路線を継承しつつ若手の育成やスターをまとめ上げるカリスマ性に定評のあるフリック氏はまさにドイツ代表監督として適任と言えそうだ。

まずは来年のカタールW杯での覇権奪回がフリック新監督の最初の目標になりそうだ。

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