〈動画あり〉城東中体育祭 工夫凝らし楽しく 暑さ対策で5月実施

 上越市立城東中(市川茂明校長、生徒519人)は25日、体育祭を行った。

 例年9月に体育祭を行っていたが、熱中症対策として昨年度から5月に実施することにした。昨年度は新型コロナウイルスによる臨時休校の影響で10月に延期となったため、実際に5月に行ったのは今回が初めてとなる。

 競技は午前中のみで終わるよう規模を縮小。競技内容も感染症対策のため、接触を減らすように工夫した。騎馬戦はポートボールと組み合わせ、騎馬同士がぶつかり合わないようにし、綱引きは3本の綱をその場で判断して選んで引くルールにした。ただ制限をかけるのではなく、新たな戦略で競技を楽しめるようにした。

恒例の騎馬戦はボールをゴール担当の選手にパスするポートボール形式。激しいぶつかり合いが起こらないルールにした
綱引きは複数の綱を同時に奪い合うルールに。通常のルールより密集しないようにするだけでなく、瞬時に綱を選ぶ戦略性も生まれる

 実行委員長を務めた小山快晴生徒会長(3年)は「接触できない不便や、準備期間が短いこともあったが、どの選手も精いっぱいで、体育祭にふさわしい盛り上がりになった」と話していた。

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