「コロナに勝つ決意」 林市長、トンボブローチで説明 「選挙は考えていない」

「勝ち虫」の別名を持つトンボのブローチを付けて登壇する林市長=21日、横浜市会本会議場

 任期満了に伴う8月22日投開票の横浜市長選を巡り、林文子市長は26日の定例会見で「ワクチン接種の問題を収束させないといけない。今の段階で判断できる状況ではない」と述べ、これまで同様自身の4選出馬について態度を明らかにしなかった。

 会見では、市長が21日の市会本会議で胸に付けていた「勝ち虫」と呼ばれるトンボのブローチについても質問が上がり、林市長は「トンボは勝つという意味があるので、コロナウイルスに勝ちたいという気持ち。選挙のことは考えていない」と説明。市議らからさまざまな臆測を呼んだことに驚いた様子を見せた。

 林市長によると、ブローチは友人の手作り。「コロナに勝ってほしい」という手紙とともに送られてきたといい、「大きかったがとてもきれいで、せっかくいただいたので付けた。新聞に出たので(今後は)付けないほうがいいのかな」と話した。

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