【新型コロナ】医師の神奈川・大磯町長、急きょワクチン接種 別の医師らの要望受け

中﨑久雄町長(資料写真)

 新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、神奈川県大磯町は27日、中﨑久雄町長がワクチンを接種したと発表した。医師資格を持つ中﨑町長は6月2日、町内での集団接種にスタッフとして協力する予定だが、自らは未接種だった。

 町は、集団接種事業の従事者に対し、自身のワクチン接種について条件を設けていなかった。未接種のスタッフについては、集団接種でキャンセルが出た際に接種していたが、キャンセルが少ないために運用を改めたという。中﨑町長は26日、集団接種会場で看護師4人とともに1回目の接種を済ませた。

 町関係者によると、集団接種に従事する医師らから、中﨑町長に接種を求める声が上がっていたという。

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