【新型コロナ】まん延防止追加の小田原「ついに…」 居酒屋店長ため息

 9都道府県への緊急事態宣言が約3週間延長されることが28日、決まった。神奈川県では「まん延防止等重点措置」の延長が決まり、これまでの17市町に平塚、小田原、秦野の3市が追加される。小田原市の東海道新幹線のガード下近くに店を構える焼き鳥居酒屋の男性店長(40)は「ついに小田原まできたか…」と、ため息をつく。

 飲食店などに対し、県が午後8時までの営業時間短縮と、酒類提供の終日停止を要請する重点措置。県は4月20日の3政令市から段階的に17市町まで対象区域を広げ、6月1日からは平塚、小田原、秦野の3市を新たに加える。

 県内に6店舗を展開する同店は、小田原市内3店舗の完全休業を決め、1店舗はテークアウトのみに切り替えるという。先行して対象区域となった藤沢市の店舗も1月から休業しており、「酒を提供できなければ客は来ない。分かりきっていて無駄な努力はできない」と話した。

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