オリックス・杉本の大物ぶりに注目 女性スキャンダルもラオウの“武勇伝”!?

オリ打線を引っ張る杉本

オリックスの杉本裕太郎外野手(30)の“大物ぶり”が注目されている。28日のヤクルト戦(京セラ)も初回に一死満塁から中前に2点タイムリーを放ち、9―2とチームを快勝に導いた。持ち前のパワーと広角に打てる器用さを持ち合わせ、28日現在、打率2割9分5厘、11本塁打で吉田正とともに打線をけん引。ニックネームの“ラオウ”もファンに浸透し、プロ6年目にしてブレークを果たしている。

その杉本はまさかの“女性スキャンダル”に見舞われた。東京遠征中に宿舎に女性を呼び、同僚の小田、大城と6人で“部屋飲みコンパ”をしていたことが先週の週刊誌で発覚。球団から厳重注意を受け、チームの好ムードに水を差してしまった。コロナ禍で選手の行動が厳しく制限され、大阪でもほとんどの選手が自宅と球場の往復だけ。遠征中も外出禁止の状況が続くだけにストレスによる気の緩みだったに違いない。

しかし、コンパ騒動後も杉本はへこむどころか好調キープしており、球団関係者もそんな姿に「へっちゃらでしょう。彼は24歳でドラフト10位(2015年)で入った苦労人だし、気持ちがタフ。それくらいで落ち込むようなタイプではない。軽率な行動だけど、気持ちはわからないではないし、これで名前が世間に知れ渡ったんじゃないですか」と話すほどだ。

ホメられたものではないとはいえ、真面目な選手が多い中、ラオウの“武勇伝”になるかもしれない。

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