SDGs楽しく学ぶ 中学生、ゲームや記事で理解

カードゲームを通じてSDGsについて学ぶ大塚中の3年生

 宮崎日日新聞社の出前授業「学校に宮日がやってくる」は27日、宮崎市の大塚中(濵砂光弘校長、650人)であった。3年生22人が参加し、SDGs(持続可能な開発目標)についてゲームや新聞記事を通じて理解を深めた。
 授業では生徒を2、3人ずつの班に分け、世界の発展をシミュレーションするSDGs学習用のカードゲームを実施した。「化石燃料の使用停止」などの政策が書かれたカードが各班に配られ、政策実行ごとに「経済」「環境」「社会」の3項目の数値が増減。生徒は、他の班とカードを交換するなどしてバランスの取れた発展を目指した。
 ゲーム終了後、講師を務めた読者局の青井憲明販売企画委員が講評。県内でのSDGsの取り組みに関する新聞記事も紹介し、「一人一人の行動が起点となり、世界はつくられる。地球規模で考え、足元から行動しよう」と呼び掛けた。
 参加した森田陸斗さん(15)は「SDGsについて楽しく学べた。貧富の差のない幸せな世界になってほしい」と話していた。

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