ベリンジャーら戦列復帰 筒香はアクティブ・ロースター残留

日本時間5月30日、ドジャースはコディ・ベリンジャーとザック・マキンストリーの2人を故障者リストからアクティブ・ロースター(26人枠)に復帰させた。この日のジャイアンツ戦にベリンジャーは「4番・センター」、マキンストリーは「8番・ライト」でスタメン出場している。なお、2人分の枠を空けるためにシェルドン・ノイジーとDJ・ピータースの2人がマイナーに降格することが決定。筒香嘉智はアクティブ・ロースター残留となった。

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「これで我々のチームはさらによくなる。クラブハウスのエネルギーはかなり高まっているよ」と2人の戦列復帰を喜んだ。ベリンジャーは日本時間4月6日のアスレチックス戦で一塁に駆け込んだ際にベースカバーの投手と接触して左足を負傷。腓骨を亀裂骨折していることが判明し、2ヶ月近くにわたって戦列を離れた。ベリンジャーは「正直に言って、今季はチームの一員でないような感じがしていた。戦列復帰できるのは嬉しいし、とても興奮しているよ」と話している。

ロバーツはベリンジャーの起用法について「木曜日(現地時間)のオフまで5試合とも出場する予定。そのうち1試合は(負担を軽減するために)一塁手として出場する予定だ」とコメント。「彼は技術的にも精神的にも本当にいい状態だよ」とベリンジャーの活躍に太鼓判を押した。

一方のマキンストリーは、新人ながら故障離脱するまで17試合に出場してOPS.883の好成績をマーク。内外野の複数ポジションを守り、柔軟な選手起用を可能にしたキーマン的存在だった。復帰初戦はライトを守り、これによりロバーツは正右翼手のムーキー・ベッツに休養を与えることが可能に。指揮官は「彼らが戻ってきたのは本当にいいことだ」とベリンジャーだけでなく、便利屋ルーキーの復帰も喜んでいる。

ベリンジャーとマキンストリーの戦列復帰により、筒香は自分より序列の高い選手が2人増えたことになる。AJ・ポロックも近いうちに戦列復帰できる見込みとなっており、筒香はアクティブ・ロースター生き残りのために、限られた出場機会のなかで結果を残すことが求められる。

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