中上貴晶「厳しいレースになるが、いいスタートでポジションを上げたい」/MotoGP第6戦イタリアGP予選

 5月29日、2021年MotoGP第6戦イタリアGP MotoGPクラスの予選がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は15番手で終えた。

 金曜日のフリー走行は、トップタイムをマークしたフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)から1秒差に16台という接戦になったが、2日目のフリー走行3回目ではトップから1秒差に19台がひしめきあう厳しい戦いとなった。

 初日、ホンダ勢トップの総合7番手で終えた中上は、2日目のフリー走行3回目で1分46秒311の15番手。フリー走行4回目は14ラップを周回してタイムは1分46秒807を記録し、3番手と決勝に向けてセッティングを進めた。

 予選Q1では1分46秒195を記録し、セッション終盤までトップをリード。しかし、最後のアタックでミスをしてしまい、他のライダーたちのアタックにより5番手へと後退。Q2に進出することができなかった。

 決勝日はウォームアップで最後の調整を行い、レースでは15番グリッドからの追い上げとなる。MotoGP第6戦イタリアGP決勝は、5月30日21時からスタートする。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(予選15番手)
「Q2に向けていいスピードとポテンシャルがあったので、今日の予選には少しがっかりしました。セッション終盤に、小さなミスがあり、すべてをまとめることができませんでした。チームには申し訳ない気持ちです」

「しかし、フリー走行4回目では、ペースもマシンのフィーリングもとてもよく、決勝に向けて手応えある走りができました。もちろん、15番手という厳しいグリッドからのレースになりますがベストを尽くしたいです。最も重要なことは、いいスタートを切ってポジションを上げていくことです。レース序盤が重要なポイントになります。ポルトガルGPのように序盤に大きくポジションを上げられるようにしたいです」

2021年MotoGP第6戦イタリアGP:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第6戦イタリアGP:中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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