故障離脱中のブレーブス・オズーナがDV容疑で逮捕との報道

日本時間5月30日、昨季のナ・リーグ二冠王(本塁打・打点)で現在は故障離脱中のマーセル・オズーナ(ブレーブス)がアトランタ地域で家庭内暴力の疑いにより逮捕されたことが明らかになった。ジョージア州フルトン郡の逮捕記録によると、オズーナの具体的な容疑は「家族の首を絞め、暴行を加えたこと」だという。昨季終了後にFAとなり、ブレーブスと再契約(4年契約)を結んだオズーナだが、メジャーリーグ機構のDV規定に従い、出場停止などの処分が科される可能性もある。

ブレーブスはオズーナが逮捕されたとの報道を受け、「我々はマーセル・オズーナの逮捕を今日の夕方に知り、ただちにコミッショナー事務局に報告しました。ブレーブスはメジャーリーグ機構が定めるDVに関するポリシーを全面的に支持しています。このポリシーは我々の社会がいかなる形の家庭内暴力も容認できず、容認しないことを最大限に強調しています。調査が完了するまでのあいだ、これ以上のコメントは差し控えさせていただきます。本件に関するお問い合わせはコミッショナー事務局へお願いいたします」との声明文を発表。メジャーリーグ機構の調査に全面的に協力する姿勢を示した。

メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会は家庭内暴力に関する共同ポリシーを2015年から掲げており、これまでにアロルディス・チャップマン(ヤンキース)が30試合、ロベルト・オスーナ(当時ブルージェイズ)が75試合、アディソン・ラッセル(当時カブス)が40試合、オドゥベル・ヘレーラ(フィリーズ)が2019年シーズンの残り試合(=85試合)、ドミンゴ・ヘルマン(ヤンキース)が81試合など、10人以上の選手がDV規定違反による出場停止処分を受けている。

オズーナは今季48試合に出場して打率.213、7本塁打、26打点、OPS.645を記録。日本時間5月26日のレッドソックス戦で三塁へ滑り込んだ際に左手の中指と薬指を骨折し、現在は10日間の故障者リストに登録されている。

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