ポルトガルでのUEFAチャンピオンズリーグは両チームの思惑が色濃く表れ、チェルシーのカウンターは調子の上がらないマンチェスター・シティには勿体ないほどだった。出場した選手の採点は以下の通りだ。
ハベルツが値千金の決勝弾!チェルシーが完封勝利で9シーズンぶり2回目のCL王者に!
マンチェスター・シティ
エデルソン 6
ハベルツのゴールを非難することは出来ないが、手を使ってブロックしようとした事からレッドカードが出てもおかしくなかった。
カイル・ウォーカー 7
まずまずの出来。序盤にマハレズへの絶好のチャンスを創出したが、この様な的確な攻撃参加は今試合で最初で最後だった。マンC全体に言える事だが、あまりにも遅すぎた。
ジョン・ストーンズ 6
緊張した様子で、ゴールシーンでは完全に裏を突かれた。後半は主に観客となっていたが、忘れられない夜となっただろう。
ルベン・ディアス 6
何度が決定機をブロックしたが、直接は関与していないもののゴールシーンではヴェルナーの動きに引きずられた。
オレクサンドル・ジンチェンコ 4
悪かった。序盤に効果的なタックルでハベルツを防いだが、失点の場面はお粗末なものだった。マウントのラストパスは絶妙だったが危機を察知するのが遅く、チェイシングも遅かった。
イルカイ・ギュンドアン 4
ペップが今シーズン2度目となる、ギュンドアンのアンカー配置。落ち着きを失い荒いプレーが目立ち、カンテとのコントラストはこれ以上にないほど際立っていた。
ベルナルド・シウバ 3
彼に何が起きたのか。ビルドアップの時は中央右MFとして、守備にはピボットとしてプレーしたがいずれの状況でも頑固な程にその場に張り付き、印象的な攻撃も守備もなかった。ペップも自身のミスを認め、60分に交代された。
リャド・マハレズ 5
チェルシーの5人のディフェンスラインを引き伸ばそうと、タッチラインを陣取ってプレー。しかしチルウェルに動くを制限され、試合に影響を与えることはなかった。ポジションを入れ替えたりFWの枚数を増やすなどやりようはあった筈だが、最後まで交代されなかったのは奇妙だった。
ラヒーム・スターリング 4
2度ほどゴール前でウイングバックを出し抜く場面があったが、タッチが甘くその瞬間を逃してしまった。今年に入ってから平凡な選手に留まり、EUROでのイングランド代表でもスタメン起用されるかは微妙だ。
フィル・フォデン 5
期待外れだった。前半に惜しくもリュディガーのタックルに阻まれたが、意味にあるシーンはそれだけ。チームの助けになっただろうか。後半最後の15分に気を吐いたものの、今シーズンの活躍を見れば十分でなかったことは明らかだ。
ケビン・デ・ブルイネ 6
豪華なシーズンの終わりは、悲しくも辛いものだった。リュディガーとの激しい接触で、涙を流しながらピッチを去っていった。ベストな状態では無かったにしろ、プレミアで最も効果的なプレーをする選手が機能しなかったのは不思議でならない。
控え
ガブリエウ・ジェズス 6
負傷したデ・ブルイネに代わって出場。エネルギーを供給したが、切れ味はなかった。
フェルナンジーニョ 6
先発から出場すべきだった。
セルヒオ・アグエロ 5
活躍するには十分な時間が与えられなかった。