活水女子大生がホテルのロゴ考案 JALシティ長崎25周年

学生が考案したロゴマーク

 長崎市の活水女子大の2、3年生5人が同市新地町のホテルJALシティ長崎の「25周年ロゴマーク」を考案した。今年オープンから25周年を迎えた同ホテルは、スタッフの思いや長崎の魅力などが表現されたこのロゴを名刺、メッセージカード、ステッカー、ポスターに採用する。
 同大の学生が地域住民や企業などと交流しながら発想力やリーダーシップを磨く授業外活動の一環。
 同大は日本航空(JAL)グループと産学連携協定を結んでいる。学生らは3月に活動を始め、ホテルのスタッフにインタビューしたり、中間発表したりしながらロゴのデザインを完成させた。

 ロゴのコンセプトは「想い」と「やりがい」を組み合わせた「おもいやり」。スタッフが人を大切にし、仕事にやりがいを感じていることや感謝の気持ち、長崎の魅力などを表現しようと、時計、歯車、中華街、夜景、ハートなどをイメージしてデザインした。

ロゴマークを発表する学生たち=長崎市、ホテルJALシティ長崎

 26日、学生らが同ホテルやオンラインでロゴの最終発表をした。同ホテルの田中幸二郎総支配人(53)は「私たちの思いを形にしてくれてうれしい」と高く評価。同大3年の荒木玲香さん(20)は「この先何十年も長崎の魅力などが伝わるようにと考えた」、高山環さん(21)は「アイデアを出し合い、色やデザインなどにこだわった」と話した。

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