【新型コロナ】まん延防止追加、神奈川・秦野市長「感染は増加傾向。仕方がない」 

定例記者会見に臨む秦野市の高橋昌和市長=秦野市役所

 秦野市の高橋昌和市長は31日の定例記者会見で、6月1日から市域が新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」の対象区域に追加されることに関し、「市内の感染は増加傾向で推移しており、仕方がない」との見解を示した。

 市内の感染者は5月11~17日の1週間が17人だったのに対し、18~24日が21人、21~27日が29人と増加傾向を示している。

 市内最大の観光イベントである「秦野たばこ祭」も2年連続で中止に。市長は「感染リスクの回避は難しく、安全に開催できないと判断した」と説明した。

 市内の飲食店などへの影響については「心苦しい思いだ。補償は県が考えるものだが、市としても側面支援をしていきたい」と述べた。

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