新型コロナウイルス対策の「まん延防止等重点措置」に平塚、小田原、秦野の3市が6月1日から追加される。期間は20日まで。
重点措置は2度目の延長となり、期間内に感染状況を解除基準まで改善させられるかが焦点だ。
神奈川県内の重点措置は4月20日に横浜、川崎、相模原の3政令市を対象にスタート。同28日から鎌倉、厚木、大和、海老名、座間、綾瀬の6市を追加し、5月12日から横須賀、藤沢、茅ケ崎、逗子、三浦、伊勢原、葉山、寒川の8市町が加わった。
対象区域の飲食店などには午後8時までの時短営業や酒類提供の終日停止を要請している。
解除には感染状況を示す4段階の指標が下から2番目の「ステージ2」に改善されることが一つの目安となる。
県のまとめによると、30日時点で指標は全てが「ステージ3」。変異株拡大の影響からか、指標の一つとなる重症病床の使用状況が長期化の傾向を見せるなど「予断を許さない厳しい状態」(県幹部)だ。