ブラシのような赤い花 キンポウジュ開花 平戸・村田さん方

ブラシのような花を咲かせるキンポウジュ=平戸市飯良町

 長崎県平戸市飯良町の無職、村田廣子さん(83)の自宅の庭で、瓶などを洗うブラシのような花を付ける「キンポウジュ」が、赤い花を咲かせている。
 村田さんが約40年前に植えた苗木が高さ約3メートルに育った。佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)によると、キンポウジュは、ブラシノキの仲間でオーストラリア原産。3~7月に多数のおしべが目立つ独特の花を咲かせる。ブラシノキの仲間は交雑種も多く、正確に品種を特定するのは難しいという。
 村田さんは「庭に咲く花を見るのが楽しみ」と話す。満開の時期は過ぎたが、平戸市内ではこのほか、市民病院(草積町)などに点在する。

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