横浜市長選に元内閣府副大臣・福田峰之氏が出馬表明 「経験生かしたい」

横浜市長選に出馬を表明する福田峰之氏=横浜市役所

 任期満了に伴う横浜市長選(8月8日告示、8月22日投開票)で、元衆院議員の福田峰之氏(57)が1日、無所属で立候補する意向を表明した。同市長選への出馬表明は3人目。

 市役所で会見した福田氏は「政治家の経験を横浜のために生かしたいと思い、決意した」と出馬理由を説明。理想の市長像について「施策を知り、実務を担えるリーダー」と述べ、「私は市政と国政を経験し、実務を担える」と強調した。

 公約に「デジタル都市、再生エネルギー拠点、子どもファースト」を掲げ、「市民意見を反映した都市づくりを進める」と語った。

 横浜市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致に関しては、「ニュートラルという立場。当選したら事業計画を見て判断したい」と述べた。

 福田氏は東京都目黒区出身、立教大学社会学部卒。自民党の横浜市議(2回当選)を経て、2005年の衆院選に神奈川8区から出馬し、比例復活当選。内閣府副大臣などを務めたが、3期目途中の17年衆院選直前に自民を離れて希望の党(当時)設立に関わり東京5区から出馬、落選した。

 市長選には、横浜市議の太田正孝氏(75)と動物保護団体代表理事の藤村晃子氏(48)が無所属で出馬する意向を表明している。林文子市長(75)は4選出馬について態度を示していない。

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