諫早市母子寡婦福祉会を助成 コロナ禍での活動支援 長崎県共同募金会

目録を受け取る松本会長(左)=諫早市新道町、市社会福祉会館

 長崎県共同募金会は31日、コロナ禍での支援活動に取り組む諫早市母子寡婦福祉会に対し、ひとり親家庭や生活困窮者への食材・衛生用品提供事業に必要な物品購入費として30万円を助成した。本年度「いのちをつなぐ支援活動を応援!~支える人を支えよう」全国キャンペーンの一環で、県内では同福祉会が最初の助成先となった。
 キャンペーンはコロナ禍での福祉活動を応援するため、非営利団体を対象に、食や居住支援、居場所を失った人への相談支援活動など「命をつなぐ」取り組みに助成する。公募で申請を受け付け、同募金会への寄付金などを原資に1団体当たり上限30万円。助成総額は600万円を予定している(募金活動の実績で助成総額は変動する)。同福祉会は約260人の会員に、2キロの米など食材やマスクを配る。
 市社会福祉会館で同募金会の齋藤靖事務局長が同福祉会の松本幸子会長に目録を手渡した。取材に松本会長は「コロナで職を失ったり、収入が減ったり困っている会員は多い。2キロの米でも『助かる』と喜んでもらえている。助成はありがたい」と話した。
 同募金会は7月末まで助成申請を受け付ける。問い合わせは同会(電095.846.8682)。


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