【ブラインドサッカー】強豪・スペインと引き分け 高田監督「フットボールの楽しさを選手が経験できた」

強豪スペインを相手に引き分けた日本代表(JBFA/H.Wanibe提供)

ブラインドサッカーの国際大会「ワールドグランプリ」が1日、東京・品川区立天王洲公園で行われ、世界ランキング12位の日本は同3位のスペインと1―1で引き分けた。通算成績は2勝1分け。

日本は後半9分にカウンターから黒田智成(42=たまハッサーズ)が抜け出すと、左足でシュート。ボールはネットに突き刺さり「しっかり当てることをイメージして、シュートを打った。イメージ通りのシュートができてよかった」と手応えを口にした。

ところが、後半18分に同点弾を許し、金星とはならなかった。試合後、高田敏志監督(54)は「チャンスはかなり作れたので、決めていれば、2―0、3―0になったが、なかなかサッカーはそんなに甘くない」と唇をかみながらも「内容に関しては、監督が面白いと言ってはいけないが、なかなか経験できないような駆け引きがあったり、フットボールの楽しさを選手が経験できたかなと思う」と納得の表情を浮かべた。

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