浅田氏、女性初の議運委員長選任 コロナ対策費可決 臨時長崎県議会

 臨時長崎県議会は1日開き、議会運営委員会の委員長に最大会派「自由民主党・県民会議(自民・県民会議)」の浅田眞澄美議員、副委員長に「自由民主党(自民)」の北村貴寿議員を選任した。県議会事務局によると、女性が議運委員長を務めるのは記録が残る1947年以降初めて。
 臨時県議会は同日、新型コロナウイルスの感染防止対策や経済対策の経費を盛り込んだ総額190億4600万円の本年度一般会計補正予算案と、報告3件の計4件を原案通り可決、承認して閉会した。
 議会運営委の委員長ポストは最大会派からの選出が「慣例」となっている。常任・特別委員会の構成を決めた2月定例会時点では、自民・県民会議と自民が同数の15人で、両会派が協議し、これまで委員長を外間雅広議員(自民)、副委員長を大場博文議員(自民・県民会議)が務めていた。
 3月の県議補選諫早市区で当選した千住良治議員と坂口慎一議員が自民・県民会議に所属して17人となり、単独の最大会派となった。4月に開いた議会運営委で、正副委員長ポストと、常任・特別委の副委員長ポストについて、各会派の配分割合の変更を申し合わせていた。
 常任・特別委の副委員長ポストは自民が「3」から「2」となり、公明に1ポストを割り当てた。浅田議員が務めていた総務委員長に大場議員、総務副委員長だった下条博文議員(自民)の後任に宮本法広議員(公明)が就いた。

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