大山、日向薬師、七沢温泉… 宮ケ瀬から丹沢まで 神奈川県央の広域観光マップ配布

3市1町1村が連携して作成した宮ケ瀬から丹沢一帯の広域的な情報を載せた観光マップ

 神奈川県の厚木、秦野、伊勢原、愛川、清川の3市1町1村は、宮ケ瀬から丹沢の広域的な観光マップ(A1判)を10万部作成した。6月から域内の公共施設や観光案内所、旅館、飲食店などで来訪者に配布する。

 厚木市によると、新東名高速道路の厚木南インターチェンジ(IC)が2019年3月に、伊勢原大山ICが20年3月に開設。今後も秦野ICや秦野スマートICの開設が予定され、エリア内の周遊性が高まると期待される。

 一方で、これまでの観光案内地図は各自治体単位で作成されることが多く、隣接地の情報が分かりづらかった。そこで3市1町1村が連携し、約400平方キロにわたる広域的なエリアの地図を1枚に収めた。

 裏面には大山や震生湖など19カ所の「自然・景観」、日向薬師など13カ所の「歴史・文化」スポット、東丹沢七沢温泉郷など5カ所の「温泉」などの情報を写真付きで紹介している。

 厚木市観光振興課は「これまでは1カ所を訪れてそのまま帰る人が多かった。この地図を活用し、周辺の情報を知って回遊してもらいたい」と期待している。

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