カージナルスが王者に「守り勝ち」 筒香は代打で四球

【カージナルス3-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

カージナルスは走者を出しながらも得点を許さないジョン・ガントのピッチングを二塁トミー・エドマンや中堅ディラン・カールソンが好守で支え、6回終了時点で2点をリード。2番手のジオバニー・ガイエゴスが7回裏に同点2ランを浴びたものの、9回表にエドムンド・ソーサのタイムリーで勝ち越しに成功し、最後は左翼タイラー・オニールのスーパーキャッチで試合を締めくくった。まさに「守り勝ち」と言える会心の勝利。名門対決の3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。

試合後、9回表に決勝打を放ったソーサは「僕たちは今日、ワールドシリーズ王者のような守備を見せた」と誇らしげに語ったが、その言葉通り、カージナルスが昨季王者ドジャースを相手に「守り勝った」試合だった。ガントは3回までに2本の併殺打を打たせるなど、普段通りの粘り強いピッチング。6回裏は無死1塁から二塁エドマンが痛烈なライナーをダイビングキャッチし、二死2・3塁のピンチでは中堅カールソンがセンター前の飛球を見事にスライディングキャッチした。

セットアッパーのガイエゴスが7回裏にマット・ビーティに3号同点2ランを被弾したが、9回表先頭のオニールがヒットで出塁し、すかさず盗塁に成功。ソーサのレフト前ヒットで勝ち越しのホームを踏んだ。そして、9回裏はクローザーのアレックス・レイエスが二死から代打・筒香嘉智の四球、コディ・ベリンジャーのヒットで1・2塁のピンチ。ここでムーキー・ベッツの打球が左翼後方に飛び、場内は大歓声に包まれたが、左翼オニールがこれを好捕し、1点のリードを守り抜いた。

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