神奈川県内の市民団体が2日までに、東京五輪・パラリンピックと聖火リレーの中止を求める声明を県に提出した。
新型コロナウイルス禍の中、「私たちの命よりも五輪開催が優先されることに強い怒りを感じる」と訴えている。
県内で活動する36の市民団体が賛同した。
声明では、▽関係機関への五輪・パラリンピック中止の働きかけ▽28~30日に県内で予定されている聖火リレーの中止─を県に要望。「学校連携観戦チケット」を活用して子どもたちを観戦させないことも求めた。
1日に県の担当課を訪れ、声明を手渡した。
呼び掛け団体の一つ「『日の丸・君が代』の法制化と強制に反対する神奈川の会」の京極紀子さんは「開催県の知事として、命を守るために開催中止を求めてほしい」と話した。