広島・栗林が初登板から20試合連続無失点「信頼してもらえる投手に」

日本ハム戦で20試合連続無失点を成し遂げた栗林

圧巻の活躍を続けている。広島の栗林良吏投手(24)が2日の日本ハム戦(マツダ)の3―0の9回に登板した。一死で王柏融にプロ初の死球を与えたが大田を併殺に打ち取り、初登板から20試合連続無失点で11セーブ目を挙げた。

また7月に行われる球宴のファン投票の中間発表でセの抑え部門で阪神のスアレスを上回る最多得票だった。それでも栗林は「スアレスに抜かれると思うので、何とも思っていないです。最後に1位だったらいいですけど…」と控えめだ。

そんな栗林が目指す抑えの理想像が「みんなから信頼される投手」だ。「岩瀬さん(中日)、藤川さん(阪神)、永川さん(現広島投手コーチ)とか中崎さんもそうですけど、ああやってチームの信頼を持ってる投手がいいのかなと思います」と話す。

既に他を圧倒する投球を見せている栗林だが、理想は絶対的な信頼を勝ち取ること。「信頼してもらえる投手というのが一番やりがいを感じますし、1年間もそうですけど野球人生で信頼したもらえる投手になりたいなと思います」とまだまだ道半ばと話した。

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