柿崎区と柏崎市にまたがる米山(993メートル)の山開き登山が5月30日、柿崎側で行われた。50人が参加し、下牧コースで山頂を目指した。
主催は柿崎観光協会。5月最終日曜の実施が恒例となっている。コロナ禍を受け、募集定員を例年より少なくして行った。
この日は午前8時すぎ、下牧登山口を出発した。新緑が輝き、心地よい風が吹き抜ける中、つづら折りの道や鎖場を進んだ。柿崎山岳会のメンバーが列の先頭や最後方を務め、出発から2時間30分~3時間ほどで山頂に着いた。
柏崎市の20代女性は「本格的な登りで無言になったときもあったけど、無事に登頂できた。コロナでイベントがなくなる中で、やってくれてありがたかった」と話した。
登頂後、薬師堂で安全祈願祭が行われ、今シーズンの無事故を祈願。参加者に護符が配布された。
例年行われていた豚汁の振る舞いは感染対策で見送られたが、参加者は下山までの間、眼下の景色などを楽しんだ。
柿崎観光協会の寺田秀幸事務局長は「無事に終えて、参加者が喜んでくれて良かった」と話していた。
(写真は柿崎観光協会提供)