新潟駅から徒歩1分の「ホテルグローバルビュー新潟」が全面リニューアルを進行中、今後は外壁もリニューアル

JR新潟駅から徒歩1分の場所にある「ホテルグローバルビュー新潟」がリオ・ホテルズグループに入り昨年6月にホテルブランド名(旧ブランドはラマダホテル)を変更して以降、ホテルの全面リニューアルを進めている。例えば2階にあったフロントを1階に移動するとともに、“新潟色”を打ち出した内装にしたほか、パブリックスペースを新たに設けた。また今年3月にはホテルを休館してリニューアル工事を実施し、4月には2階のレストランをリニューアルオープン、新潟の食材を使った料理を宿泊客だけでなく一般客(ランチ)にもハーフバイキング形式で提供している。さらに6月1日には、フロントと同様に新潟という地域性を全面に打ち出した空間デザインの人工温泉をオープンしている。

1階のフロントスペースには岩室地区のはさ掛けを再現した展示や、阿賀野市の安田瓦を使った壁面など取り入れ、新潟色を前面に打ち出した。また、フロントに隣接するエリアにパブリックスペースを設置。宿泊客以外でも、すき間時間を活用して仕事をしたりに、待ち合わせに利用したりすることができるという。

フロント。左に見えるのが、はさ掛けを再現した展示、正面に見えるのが安田瓦を使った壁面

はさ掛け

2階のレストラン「ダイニング エディット エチゴ」も4月にリニューアルオープンし、宿泊客の朝食だけでなく、ランチを1,500円で提供している。料理は新潟の食材を使ったものを中心にハーフバイキング形式で提供している。

席はテーブル席のほか、個室(1部屋、8名まで)もあり、全面ガラス張りの窓から高架化工事の進む新潟市の玄関口・新潟駅を眺めながら料理を楽しむことができる。

なお、お持ち帰り弁当(2,000円から4,000円)、日替わりのECHI弁(700円)などもある。

レストラン内部

新潟の食材を使ったメニューも多い

3階の宴会場も大幅にリニューアルした。着席スタイルで180名、立食(ブッフェ)スタイルで200名まで対応可能な「華の間」、記念撮影ができるステージがあり、少人数対応も可能な「椿の間」、和スタイルで15名から30名の食事会や宴会ができる「弁天の間」など、大規模からコロナ禍でニーズの高まる少人数のパーティ、会合、レセプションなどに対応できる。

記念撮影ができるステージがあり、少人数対応も可能な「椿の間」

和スタイルで15名から30名の食事会や宴会ができる「弁天の間」

さらに6月1日は、地下1階に人工温泉の大浴場がオープンした。高級感が漂う浴場には佐渡島をイメージした浴室やサウナがあり、一日の疲れを癒してくれそうだ。また、入浴後の休憩スペースには斎藤邸の2階から見える紅葉の風景画、古町芸妓や北前船などを描いた壁画などがあり、新潟の歴史や観光を感じることができる。

大浴場

休憩スペースには斎藤邸の2階から見える紅葉の風景画が飾られている

古町芸妓や北前船などを描いた壁画

一方、今後は今秋までに外壁や客室のリニューアルも進めていく計画という。このうち外壁は下のイメージ写真のような瀟洒な感じになる見通しで、高架化の進む新潟駅、駅周辺のビル建て替え計画、駅南のタワーマンション建設計画などとともに、新潟駅エリアのイメージ向上に一役買いそうだ。

外壁リニューアル後のイメージ

© にいがた経済新聞