DeNA坂本が〝憧れのホークス〟相手に自己最長タイの6回無失点「一球一球全力で投球した」

6回、中村(奥)を内野ゴロに仕留めガッツポーズを作る坂本

DeNAの坂本裕哉投手(23)が3日、ソフトバンク戦(横浜)で自己最長タイとなる6回を89球、5安打1四球無失点の好投。今季2勝目こそ逃したが、強力なソフトバンク打線を相手にしながらスコアボードに「0」を並べ続けた。

最速147キロの直球を軸に要所でチェンジアップなどの変化球を組み込んだ。立ち上がりは初回でいきなり一死一、三塁のピンチを迎えたものの柳田、中村を仕留めて得点を許さなかった。その後は4回以外、毎回走者を出しながらも三塁を踏ませず落ち着いた投球が光った。

降板後に2番手のエスコバーが松田に同点3ランを浴び、自身の白星は消滅。それでもチームが4―3と競り勝ち、試合後はチームメートともに満面の笑みを浮かべていた。

右腕は「一球一球、全力で相手関係なく投球しました。とにかく光さん(伊藤)のリードを信じ、野手の皆さんに良いプレーで盛り上げてもらいイニングを追うごとにリズムよく投げることができました。次回登板もリズムの良いピッチングができるように調整していきたいです」とコメント。

福岡県出身で子供の頃は大の鷹党だっただけに、この日〝憧れのホークス〟を相手にした快投で2年目右腕は大きな自信を得たようだ。

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