阪神・矢野監督「疲れはもちろんあるだろうし」 痛恨被弾・岩崎の休養示唆

紅林に勝ち越し2ランを打たれうなだれる岩崎

阪神は3日のオリックス戦(甲子園)に3―7で敗戦。5月14日の巨人戦(東京ドーム)以降、連勝もなく連敗もなく〇●〇●〇●…と勝敗が交互に続く“オセロ展開”はついにこれで14試合目。文字通り「一進一退」のジリジリとしたムードが矢野阪神を覆っている。

頼みのリリーフエースがまたも崩れ、接戦を取りこぼした。同点の3―3の8回のマウンドに2番手として虎ベンチが送り出したのは、チームの絶対的セットアッパー・岩崎優投手(29)。しかし、岩崎は一死一塁から紅林に決勝の4号2ランを浴びる最悪の展開になってしまった。

岩崎はカード初戦の1日のオリックス戦(甲子園)でも救援に失敗。開幕以降、チームの好調を下支えしてきた岩貞、馬場ら他の中継ぎ陣も軒並み調子を落としていることもあり、矢野監督も「優だってこんだけ投げてくれてるから疲れはもちろんあるだろうし、そういうところは俺も見ながら使っていかなければならない。今後は(休養の入れ方も)考えながらやっていく」と今後は疲労を考慮した起用法を模索する考えを示唆した。

気が付けば2位・巨人とのゲーム差は3・5にまで縮まった。翌4日からは絶対王者・ソフトバンクとの3連戦(甲子園)も控えるだけに、ここが踏ん張りどころだ。

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